大腸・肛門の病気
血便、腹痛、便潜血陽性、便秘、下痢などの原因は、大腸がんや大腸ポリープのほか、いろいろな疾患が考えられます。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
炎症性腸疾患は、狭い意味では「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」のことを意味します。潰瘍性大腸炎もクローン病も今のところ原因がはっきりとはわかっていませんが、免疫機能の異常が原因であると言われています。発症すると長期間の治療が必要な慢性の病気です。潰瘍性大腸炎、クローン病ともに医療費の一部を国が補助する特定疾患(いわゆる難病)に指定されています。
現在のところ完全に治癒できる治療方法はありません。患者様の病状ごとに治療法は異なります。定期的な検査と適切な治療で炎症が落ち着いている状態を保つことが重要です。
その他の病気
痔、大腸憩室、虚血性腸炎など、いろいろな疾患が考えられます。消化器病の専門医を受診し、必要に応じ検査・治療をお受けいただくことが大切です。