大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
小腸、大腸からなる下部消化管を、消化器内視鏡学会指導医の当院副院長が検査します。疾患の多い大腸がんの早期発見や、ポリープ切除術も行っています。上部内視鏡(胃カメラ)同様、鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終了します。また、上部内視鏡(胃カメラ)と同時に検査することが可能です。
当院の検査の流れ
外来にて診療を受けていただき、検査の予約、説明をいたします。
検査日3日前より消化の良いものを召し上がっていただき、2日前から夕食後に軽い下剤を内服していただきます。検査日は、ご自宅で下剤を飲用していただき、ご来院いただきます。
血便、便秘、下痢は腹痛など、軽い症状だと思っても、一度当院にご相談ください。
生検(病理組織)検査
当院では、病気が疑われた場合、粘膜の表層の上部を採取して顕微鏡で細胞を観察する生検と呼ばれる検査を行います。生検は、なんの痛みも感じることなく検査できます。熟練した内視鏡医が施行し、顕微鏡の検査(病理組織検査)は、消化管の診断に精通した病理医を指名して行っていますので、安心して検査が受けられます。生検(病理組織検査)を行なった場合は、後日結果を聞きにご来院いただきます。
治療
ポリープ切除
大腸ポリープには将来、大腸がんになる可能性のあるポリープと、大腸がんにはならないポリープとがあります。症状がなくても、大腸がんになる可能性のあるポリープ(腺腫とSSL (sessile serrated lesion))を大腸内視鏡検査で発見し、それらを切除することによって、将来の大腸がんの発生や大腸がんによる死亡を大幅に減らすことができると報告されています。当院では、外来で切除可能な小さなポリープは、検査時に同時に切除が可能です。切除した場合、飲酒、運動、旅行の制限などがあります。
入院が必要なポリープ切除や、精密検査が必要と診断された場合、患者様とよくご相談して、信頼できる医療施設をご紹介をしています。